今や夏を越すために欠かすことのできない「エアコン」
どの家庭にも1台だけではなく2台、3台とあるのではないですか。
そのエアコンを掃除するとなったら…
考えただけで億劫ですよね(^_^;)
しかしプロに頼んだらいくらかかることか。
ということで、自分で掃除するのはどこまでできるのか、
プロに頼んだらいいのか気になりますよね。
今回はそんなエアコンの掃除についてまとめてみました。
エアコンの掃除は自分でどこまでできる?
内部に溜まったホコリ汚れやカビは、喘息やアレルギー疾患の
要因になりやすいだけでなく余計な電力の消費や、気になる臭いの原因
にもなります。
掃除をして熱効率をあげるだけで電気代が5~8%ほど
節約できるとも言われています。
また夏になると咳が出る「夏型過敏性肺炎」も、カビが要因となる
健康被害の一つです。免疫の低い乳幼児や高齢者、アレルギー体質
の人が家族にいる方は特に注意してください。
では、自分でできるエアコン掃除は何があるのかというと
エアコン表面の掃除
エアコンの表面はおもに油やホコリで汚れます。
特にキッチンに近いダイニングやリビングに取り付けられている
エアコンは、表面が油で汚れていることが多いです。
エアコン上部のホコリ汚れがひどい場合は、拭いている最中に
内部に落ちてしまうこともあるので気をつけましょう
フィルター掃除
①エアコンのフィルターを取り外す
②フィルターのオモテ面から表面のホコリを掃除機で吸い取る
③フィルターのウラ面からホコリを歯ブラシでオモテ面に
かき出しながら水を流す
④水洗いが終わったら、タオルで水気を充分に拭き取り、
しばらく日陰に放置して完全に乾燥させる
⑤エアコン内部の見える範囲のホコリを掃除機で吸い取り、
水に濡らして固く絞ったタオルで汚れを拭き取ります。
注:エアコン内部やフィルターに水分が残っていると、
新たなカビの原因にる可能性があるので必ず完全に
乾燥させましょう。
ルーバー(吹き出し口の羽)周辺の拭き掃除
おそらくご自分でエアコンの掃除をしようと思う原因の一つが
この吹き出し口からの汚れが見えたときではないでしょうか?
ただ、水拭き、お湯拭きの掃除です。
結構拭きづらい機種もあるので部品が割れないように注意しながら
拭きましょう。
自分でやる掃除では完全に汚れが落ちないこともあるので
妥協も必要ですよ^^
室外機の掃除
エアコンの室外機掃除は必要?自分で出来る?頻度はどれくらい?
エアコン掃除のための注意点は?
上記で自分でできるエアコン掃除についてあげましたが
逆をいえばこれぐらいしか自分で出来ることがありません。
そのため、見た目的にはそれほどキレイにならなくて
気持ち悪いと感じるかたも多いでしょうが無理はしないでください。
以下で自分で掃除してしまうNG作業についてまとめました。
意外に思うことも多いので参考にしてください。
①市販の洗浄スプレーを吹きかける。
ドラッグストアに行くと色々なエアコン洗浄スプレーがあります。
消臭効果があるのでこれを吹きかけると一時的に
ニオイがなくなりますが、あとあと何らかの化学反応により
かえって匂いがひどくなったというケースもあります。
またこのような洗浄スプレーはちょっと使い方を間違えると
付着していた汚れが排出されずホース内で詰まり、
水漏れの原因になることもあるので注意が必要です。
②自分で分解洗浄する
今やネットで調べると色々な機種のエアコンの分解方法が
紹介されています。
全く同じ機種であればまだいいのですが、似たような機種だから
といって分解してしまい、どうにも次に進まないので
戻そうとしたが戻せなくなったという方も多いです。
しかもそれで洗浄するとなると、かなり大変な作業で、
当然、乾燥・組み立ても含まれますから一日がかりの
大仕事になってしまいます。
更に何気にあの高さの作業は慣れていない方がやるとなると
思っている以上に体に負担がかかるのです。
休日のお父さんの掃除にしてはちょっと酷な作業ですね(^_^;)
プロに頼むと、お掃除機能付きエアコンでなければ1万円程度で
クリーニングが可能ですので分解洗浄は自分でやるには
割にあわないかもしれません。
③ファンの汚れを綿棒や先細ブラシで取ろうとする。
エアコンのファンの汚れ、あのホコリとカビの汚れとっても
気になりますよね。
そのため誰しもエアコン掃除をする時、あのホコリを取ろうとして
拭いたり、綿棒をつかったりしたことがあるでしょう。
しかし、風を左右に動かすルーバー羽が邪魔してなかなかキレイに
取りきれないのです。
このように中途半端に掃除してしまいホコリが落ちやすくなっている
状態で掃除を断念してしうと、エアコンを運転し始めた時に
その風や遠心力で残ったホコリが部屋中に舞ってしまうのです。
ではどうしたらいいのかというと…
何時間もかけて徹底的にホコリをとるか、
多少ホコリが落ちてくるのは仕方がないと考えるか、
プロによる高圧洗浄です。
自分で掃除するときは、拭くにせよ、綿棒を使うにせよ、洗浄スプレー
をかけるにせよ、思っている以上にリスクがあるという認識で
行うようにしましょう。
エアコン掃除をプロに頼んだら値段いくらかかる?
エアコンクリーニングはエリアや大手と個人店の違いなどにより
金額に変動があります。
特にエアコンの種類によって料金が異なることは確認しておきましょう。
・壁掛け型エアコン
壁掛けエアコンとは、一般の家庭に設置してある、壁に
取り付けられたタイプのエアコンです。
ほとんどの方が、この壁掛けタイプのエアコンに該当します。
1台の料金 8,000~9,000円
2台の料金 15,000~16,000円
3台の料金 21,000~22,000円
消臭抗菌コート(オプション)1,000~2,000円
室外機洗浄(オプション) 3,000~4,000円
エアコンの種類の中では、壁かけタイプのクリーニングが
一番安く、1台であれば1万円を下回ります。
消臭抗菌や室外機洗浄は、クリーニング費用に含まれないため、
オプション費用が必要です。
また、基本的に複数台を依頼すると割引されることが多く、
2台であれば10%ほどの割引になります。
3台以上から、割引率が固定になる業者が多いです。
・天井埋め込み型エアコン
天井埋め込みタイプのエアコンは、天井の中に設置された
エアコンです。
広いお家や会社、店舗などに設置されることが多いです。
1台の料金 16,000~17,000円
2台の料金 30,000~31,000円
3台の料金 43,000~44,000円
消臭抗菌コート(オプション)1,000~2,000円
室外機洗浄(オプション) 3,000~5,000円
天井埋め込み型のエアコンは壁掛けタイプのものよりも
料金が高いです。
相場として、壁掛けタイプの2倍程度になります。
・お掃除機能付きエアコン
壁掛けタイプのエアコンの中にはお掃除機能が付いたものが
あります。
このお掃除機能が付いたエアコンは通常のエアコンと
クリーニング方法が大きく異なるため、オプション料金が
発生します。
オプション料金は、1台当たり5,500円から6,500円になります。
エアコンの掃除料金を抑えるポイント
①複数台のエアコンを依頼する
基本的に、複数台まとめて依頼すると料金を抑えることができます。
エアコンクリーニングの料金の中に、出張費なども含まれているため
一度に作業すればその分安くなるのです。
割引率としては2台で10%程度が相場になります。
②複数の業者からエアコンクリーニングの見積もりを取る
他のサービス同様、複数の業者で相見積もりを取ることで
料金を比較しましょう。
相見積もりを取っていることを業者に伝えると、割引してくれる
可能性もあります。
2〜3社で相見積もりをとってみてはいかがですか。
③シーズンオフにエアコンクリーニングする
エアコンクリーニングの依頼が増えるのは、冷房の効きをよく
するために5月から8月にかけてです。
このようなクリーニング業者の繁忙期に依頼すると、
料金が上がるだけでなく、作業日時が希望日にならない可能性
もでてきます。
できることなら繁忙期は避け、エアコンをあまり使用しない、
夏過ぎや春ごろに依頼するのがおすすめです。
エアコン掃除のまとめ
エアコンの掃除を自分でやる時はある程度で妥協することも
考えてください。
完全にはキレイになるものではないので、見切りをつけないと
キリがないですよ(^_^;)
ただエアコンフィルターの掃除はこまめにやればかなりキレイに
なってエアコンの効きも変わってくるので気にするようにしましょう。
できれば月に一回とは言わないまでも、3ヶ月に一回は掃除するように
しましょう。
そして自分での掃除に限界を感じたら素直にプロに依頼してください。
変に分解して精密機器に触れてしまうと故障の原因にもつながり
返って出費が嵩むことも……
それにエアコンの寿命が10年と言われる中、定期的に
クリーニングかけてメンテナンスするだけで15年程度まで伸びます。