エアコンを使っていると、室外機の下が水浸しになっていること
ありませんか。
『え、故障!?』と驚くかたも多いでしょう。
買ったばかりの新品でも水浸しになることもありますからね(^_^;)
業者をよんで修理を……と心配してしまいます。
そこで今回はそんなエアコンの室外機からの水漏れについて
ご紹介していきます。
エアコンの室外機から水漏れの原因は?
厳密に言うと夏と冬で原因は違うのですが、簡単に言うと
夏→水滴による水
冬→霜が融けたことによる水
どちらも故障ではなく正常な動作によるものなので
ご安心ください^^
それでは、もう少し詳しくご説明します。
◆冷房・除湿(ドライ)運転 の場合
内機の熱交換器にて冷媒ガスによって室内の空気が冷やされます。
この時、室内の空気に含まれている空気中の水分が飽和水蒸気量
よりも温度が下がった時、空気中で水蒸気でいられなくなった湿気が、
結露をしてその水が、ドレンパンに落ちてドレンホースやドレン管を通って、外に排水されるのです。
ちなみにドレンとは水滴(結露)のことです。
◆暖房運転 の場合
通常、暖房運転では冷房時と反対の運転となり、室外機から
冷たい風が出ています。
このため、屋外の温度が低いときには室外機に霜が付くことがあります。
霜がつくと暖房する力が弱くなるので、それを防止するために
霜を溶かす運転(霜取り運転)を行います。
その霜が溶けた水が室外機から流れ出てしまうのです。
エアコンの室外機から水漏れ対策法は何?
エアコンの室外機から水が漏れてくるということは上記でも説明
した通りしょうがないことなのです。
しかし地面が濡れて見栄えがよくなかったり、排水場所が悪いなど
どうしても気になるという方は室外機にドレンホースを付けることで
これを回避することができます。
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一般的なエアコン工事では、室外機のドレンホースの設置は
基本工事に含まれていないことが多く、オプションで設置してもらうか
自分で取り付けることになるのです。
ドレンホースとはエアコンから出る排水を室外に出すためのホースです。
ドレンホースを室外機からベランダの排水溝の穴などに繋げる事で
床を濡らすことなく室外機を使用することができます。
ただ、直接ドレンホースを排水溝に繋いでしまうと、
排水溝のニオイがホースを伝ってエアコンから臭ってしまうことが
あるのでご注意ください。
また、取り付け方においてもドレンホースはそのままですと排水口
が開きっ放しのためゴミや虫が逆流する形で中に侵入して
きてしまいます。
そこで別売りのドレンキャップを取付けるのがオススメです。
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取り付け方が不安な方はエアコン取り付け業者に依頼しても
いいでしょう。
出張費込みで3000円~5000円で工事できます。
(ドレンホースも耐久性の違いでピンキリです)
エアコンから漏れる水ってキレイ?
たまにエアコンのドレンホースから出てくる排水を
植木鉢や植え込みに流し込んでいるお宅を見かけます。
しかし……
エアコンからの排水には、エアコン内に付着した汚れについた
カビやバクテリアなどが含まれています。
わずかな金属の成分が含まれることもあるのです。
ドレンホースから流れ出る水は、一見澄んでいるようですが
実は汚いのです。
室内機内のカビや雑菌も排出されますので、非常に汚いです。
排水は大切な植物や小動物に与えないようにしてください!
エアコンの室外機から水漏れのまとめ
皆さんが御心配なさっている室外機の水漏れは
正常な動作ということでご安心ください。
ただ、流れ出る排水は汚いのでご注意ください。
エアコンの室外機掃除は必要?自分で出来る?頻度はどれくらい?