ご存知の通り最近の「ひな人形事情」は時代の流れで変わってきた
と言えますね。
豪華であればあるほどよいとされていた少し前の時代とは
事情が変わり、小さな雛人形が最近のトレンドのようです。
マンションや狭小住宅住まいが増えたり、若い世代のママが
増えたりしたのが理由みたいですが、それによって
ひな人形の置き場所も変わってきたのでしょうか。
今回はそんなひな人形の置き場所についてまとめてみました。
雛人形を飾る場所はやっぱりリビングがいい!?
まずお雛様を飾る場所の注意点として、
②直射日光
③エアコンの風
これらがあげられます。
ガラス箱のお雛様でしたらエアコンの風など関係ありませんが、
雛段で飾るような大きなお雛様でしたら上記の注意点は
気にして置き場所を考えましょう。
ただ「ここに置いてはいけません」という場所はないので
基本的にはどこに置いても大丈夫です。
しかし、気にしてほしいのが、せっかく飾るのですからいつでも
皆の目に入る場所がいいのではないですか。
初節句ではなおさらお祝いの為に集まってくれることも
あるので、お客様がすぐ目につく所に飾るといいでしょう。
広いからといって余り使わない部屋に飾ってしまうと、
わざわざその部屋まで案内しなけらばいかなくなりますよ(^_^;)
そう考えるとやっぱりリビングに飾るのが一番いいでしょう。
家族みんなが一番いる場所ですし、おじいちゃんやおばあちゃん
が来てもすぐに目に入りますから喜んでくれますよ^^
雛人形を飾る場所は玄関や床の間でもいいの?
上記でも言いましたが雛人形の飾る場所は「基本的」には
決まっていません。
「基本的」というのは……
風水的には玄関はよくないという事です。
風水的にはひな人形に関わらず、人形やぬいぐるみなどの人の形を
したものは置かない方がいいと言われています。
人の形をしている物は一人の人間と捉えられ、運気が人形にまで
分散されてしまうと風水では考えられています。
玄関は特に運気の入ってくる場所なので、そこに人形などがあると、
その人形に良い気を取られてしまう…という事なのです。
ということですが、風水なんて気にしないという方には
関係ないことなのでそういう方は玄関に置いてもいいでしょう。
ただ、玄関に雛人形……
ものにもよりますが、あんまり良くなさそうですね(^_^;)
そして床の間ですが、もしあるのならば飾っても大丈夫です。
最近の住宅事情では床の間のない建売住宅やマンション、アパートが
多いのが現状です。
しかし本来、床の間とは身分の高い方が一段高い場所で寝る場所
と言うものだったので娘の代わりに見守ってくれる人形を
床の間に置くのはいいのでしょう。
もし床の間の場所が良ければそこに飾るようにしましょう。
雛人形を飾る場所に方角は関係あるの?
正直な所、方角はそれほど気にしなくても大丈夫です!
それよりも上記であげた日当たりやエアコンの風向きなどを
気にした方がいいです。
ただ、地域によっては神棚と同じように東向きや南向きにして
おくと良いと言われている場所もあります。
これは雛人形を御神体として崇める地域なのですが、
本来雛人形はそれ自体が災厄除けのお守りなので
基本的にはどの方向でも大丈夫です。
雛人形のまとめ
雛人形の置き場所は基本的には決まっていません。
おじいちゃん、おばあちゃん、家族、お客様などみんなが見る
ことができて喜んでもらえる所がいいでしょう。
皆に喜んでもらえれば雛人形も幸せですからね^^