3月3日…
女の子の伝統行事「ひな祭り」ですね^^
女の子の健康を祈ると共に、春を告げる桃の節句として
親しまれています。
起源としては、季節の節目や変わり目に災難や厄から身を守り、
よりよい幕開けを願うための節句が始まりとされています。
ひな人形を飾ることによって、女の子の身に降りかかる災厄を
身代りに引き受けてもらうという意味です。
そんなひな人形、いつから飾ったらいいか疑問に思ったこと
ないですか。
いつしまったらいいか悩んだことはないですか。
今回はそんな悩みに答えていきたいと思います^^
雛人形はいつから飾るのがいい?
結論からいいますと、
この日に飾らなければいけない、というちゃんとした日は
きまっていません。
これでは悩みを答えたとは言えませんね^^
あえて目安となる時期をあげるとすれば……
立春(節分の翌日、2月4日ごろ)から2月中旬にかけてがよい
と言われています。
節分で豆まきをして厄を払ったあとに飾るような流れでいいでしょう。
ただ遅くてもひな祭りの一週間前までに飾るようにしましょう。
ひな祭りの前日に飾る「一夜飾り」はとても縁起が悪いとされ
厄払いにはならないのでこれだけは避けましょう。
また、二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」に飾るとよい
と言われるところもあります。
雨水は、温かさに雪や氷が溶けて雨水として降り注ぐ日。
昔から、農耕の準備をはじめる目安としてつかわれてきました。
この日は良縁に恵まれるとも言われ、お雛様を飾るには
いい日ですね^^
毎年2月18日、19日が雨水に当たる日ですので
参考にしてください。
ただ先に言ったように雛飾りをする明確な日が決まっている
訳ではないので、長く飾りたい方は年明けぐらいからお雛様を
飾るかたもいるそうです。
せっかくのお雛様、長く飾って楽しむのもいいですね^^
雛人形はいつまでに片付けるべき?
ひな人形を片づける日も飾る日同様この日!という日は
決まっていません。
一般的には3月3日が終わったら片付ける地域が多いのですが、
2週間くらい先の3月中旬くらいまでに片付るつもりでいいと
思います。
お雛様は湿気に弱いので、天気のいい日がいいでしょう。
また地域によっては啓蟄の日(けいちつのひ、3月5、6日頃)
が良いと言われています。
啓蟄の日は、地中で冬眠していた虫たちが地上に出てくる日
とされているので、雛人形に虫がつかないようにこの日にしまう
習慣ができたのでしょう。
雛人形を片づけないと行き遅れるって本当?
「ひな人形を出したままだと、お嫁に行くのが遅れる。」
よく聞く迷信ですが、これは昔からあるものではないのです。
迷信が付け加えられたのは昭和に入ってからといわれています。
それまでは雛人形はお金持ちの躾の行き届いたお嬢様達の為の物
でした。
それが一般庶民でも手に入る様になると躾がなってない嫁に対して
姑が小言として
「だらしない事してるとお前の娘もだらしなくなって
嫁の貰い手がなくなるぞ」
と言った事が始まりだと言われています。
雛人形を片付けるのが遅れると、嫁に行くのが遅れるというのは
迷信でしたが、教訓という意味では納得ですね^^
雛人形のまとめ
お雛様の風習はその地域によって変わってくることが
あります。
場所によっては旧暦(4月4日)まで飾る地域もあったりするので
その地域の風習にしたがうのが一番でしょう。
このような昔ながらの風習は現在ではすたれつつありますが、
やっぱり愛する我が娘のためにも精一杯祝ってあげましょう^^