「新盆です。初めての事なのでよく分かりません。」
という質問をよく見かけますが、……まぁ当然と言えば当然ですよね^^
新盆とは故人の四十九日(忌明け)以降に初めて迎えるお盆のことなので、
故人一人につき一回限りの行事です。
ですので、ほとんどの喪主が新盆をはじめて経験するということになります。
分からない事だらけですよね(^_^;)
そんな新盆ですがやっぱり気になるのは「お金」にかかわる事でしょう。
そこで今回は新盆の準備の中でも「お布施」「お返し品」「食事代」
といった事に関してまとめてみました。
新盆のお布施の相場はいくらなの?
はじめてのお盆である新盆は、親戚や故人の親しかった知人にも声をかけて
法事法要を執り行います。
新盆は、棚経で僧侶が自宅をまわることもあれば、お墓の前で読経を上げてもらったり、
お寺に檀家が集まって合同で法要を行なったり、法要の形式はお寺や家族によって様々です。
このような法要を僧侶にお願いしたときのお礼としてお布施を用意するのです。
新盆のお布施は30000円~50000円が一般的な相場だと言われています。
(ちなみに普段のお盆の相場は5000円~20000円くらいです)
また、自宅に来ていただく場合お車代として
5000円~10000円用意することもあります。
お返しの相場も紹介!
「祖母の新盆香典はいくら?香典袋の書き方と渡し方を紹介!」の記事であげたように
親族の初盆の一般的な相場としては5000円~10000円です。
基本的にお返しの目安としては、いただいた香典やお供物料の金額の半分から三分の一程度
と言われています。
ですので、お返しの引き出物の相場としては1500円~2500円くらいのものです。
一般的にはこのような引き出物を法要後の会食を食べたあとにお持ち帰りになれるように
用意します。
大量の引き出物を用意しなければいけない時は、購入先から直接料理屋さんに配達することも
可能なお店もあるので、そのようなときはお店に確認してみてください。
ただ、その際の注意点としては、配達された引き出物は紙袋に入っていないということです。
結構引き出物を紙袋に入れるのは手間なので、法要が始まる前に一度料理屋さんに伺って
袋詰めするようにした方がいいです。
面倒でもこのような段取りをしておくと会食後スムーズに配ることができます。
逆に袋詰めまで準備しておかないと配る時かなりドタバタしてしまいますよ(^_^;)
新盆でもてなす食事の金額はいくら位がおすすめ?
法要後の食事は、食事処で食べるのか、仕出し弁当などを用意するのかによって
変わってきます。
どちらにせよ会食を予定する場合は必ず予約するようにした方がいいでしょう。
当日までに人数を把握しておき予約しておえば、待たずに食事することができます。
予約しておかないと、大人数での来店になってしまうので、入れなかったり、席がバラバラに
なってしまうことも……(^_^;)
時間のない方もいるので食事で待たせない心遣いは大切ですよ。
また予約する際は「法要後の会食」ということを告げときましょう。
料理内容が法事用では変わってくるのです。
お頭付きの鯛や海老、紅白の食材は基本法事用の会食では出てきません。
肝心の金額ですが、
以前は料理屋さんやホテル、寿司屋さんなどの4000円~5000円位の会席コース
が多かったのですが、
今は和食のファミレスで2000円~3000円の会席膳を予約する方が増えています。
ファミレスの場合はいいのですが、和食の料理屋さんや寿司屋さんはお盆の時期休む店も
あるので必ず事前に確認してください。
新盆にかかる「お布施」「お返し」「食事」まとめ
今回、相場についてまとめてみましたが、お盆のお布施などに決まった金額はありません。
お寺によってはいくらと明確な金額を提示するところがあると聞きますが、
基本的には「気持ち」です。
だからこそ分かりづらいのですが、更にまたお寺や地域、宗教によっても違いがあるので
あくまでも一般的な相場ということでご理解ください^^