初心者が初めてキャンプで焚き火をする時に一番心配することは
「火が付くかなぁ」でしょう(^_^;)
キャンプの醍醐味の一つである焚き火の火がつかなかったら
楽しさは半減してしまいますよね。
もっとも火をつけるだけでしたら、時間をかければどうにかなりますが……
今回は初心者でもスマートに火をつけるポイントを紹介していきます。
キャンプでの焚き火のやり方を紹介!
焚き火といってもいくつかのやり方があります。
「直火」での焚き火だったり、
「焚き火台」を使った焚き火だったり、
「キャンプファイヤー」も焚き火の一種です。
まず、誰もが想像するオーソドックスな焚き火と言えば「直火」でしょう。
地面に直接焚き火をする方法で、石でかまどを作ったり、
効率よく火が付くように薪を組んだり、いろいろな事を考えながら
焚き火を行うスタイルです。
最初は戸惑うかもしれませんが、何度も創意工夫しながら楽しんで
行いましょう。
本来はこれこそ焚き火の醍醐味なのですが、最近では直火OKのキャンプ場が
少ないので事前に確認しましょう。
そこで増えてきた最近のポピュラーなスタイルは焚き火台を使った焚き火です。
組立てが簡単ですぐに焚き火を楽しむことができるし、後片付けも簡単です。
そのため、これから下記で紹介する焚き火は「焚き火台」をつかったものになります。
焚き火では焚きつけが必要?
「焚きつけ」
そもそも焚き火初心者には初めて聞く言葉ではないですか。
簡単にいうと、焚き火を行う際に、着火剤として最初に燃やす、燃えやすいものです。
焚き火は、直接ライターであぶったり、着火剤に乗せたくらいでは簡単に薪を
燃やす事はできないのです。
薪を燃焼させるには約250℃という高い温度で熱し、木に含まれている炭素や水素を
気化させる必要があります。
では、どうすれば薪を燃やす事ができるのかというと、
まず小さな炎をつくることから始める事が大切です。
そのために必要となるのが「焚きつけ」なのです。
失敗なく、スムーズに火をおこすためには、
3種類の太さの異なる焚きつけを用意しましょう。
具体的には
楊枝くらいの太さの枝
鉛筆くらいの太さの枝
親指くらいの太さの枝
キャンプ場の林などに落ちている枝を拾って、選別しょう。
枝は湿っていると火が付きにくいので、できるだけ乾いた枝を探しましょう。
焚き火の火おこしキャンプ術
①焚き火台に着火剤を置く
焚き火台の中央に着火剤を載せる。
着火剤は市販のものでもいいし、拾った杉の葉や松ぼっくりでも大丈夫。
②楊枝大の枝を隙間なく重ねる
着火剤の上に楊枝大の焚きつけを載せる。
焚きつけは隙間ができないように重ね、着火剤のうえにそっと乗せるのがポイント。
③鉛筆大の枝を円錐状に組む
②の周りに鉛筆大の焚きつけを円錐状に組む。
下から上へ空気が流れるように隙間を開けて枝を組むのがポイント。
④着火剤にライターで着火
焚きつけを載せていく時に着火剤を隠してしまうと火が付けられないので
注意しましょう。
⑤火が安定したら親指大の枝を入れる
鉛筆大の焚きつけに火が付き安定してきたら親指大の焚きつけをそっと入れる。
この時乱暴に入れて火を消さないように注意しよう。
⑥更に火が安定してきたら薪を入れる。
焚きつけの火が安定してきたら薪を入れる。
一度にたくさんの薪を入れると火が大きくなりすぎることがあるので
2~3本にしておこう。
⑦薪の火が安定してきた薪を足す
薪を必要な分だけ足していこう。
薪が太い時は鉈でわって細くすると火力調整しやすい。
⑧強火にする場合は薪を足す
火力を増したい時は薪を増やそう。
ただし、あまり大きくなると危険なので入れすぎに注意しましょう。
⑨おき火をつくる時は薪を離す
調理するときなど火力を落としたいときは薪を離して置く。
こうしておくと、おき火がつくりやすく火加減の調節もしやすい
焚き火のまとめ
上記のように手順をふんで火をつければ、小雨が降っても着火可能です。
最初のうちは一つ一つ作業を確認しながらになりますが、
慣れてくれば簡単にできるようになります。
なんでも経験ですので、是非実践で試してください^^