昨年の夏のある一週間の私のお昼ご飯の献立です。
月・・そうめん
火・・冷やしうどん
水・・そうめん
木・・冷やし中華
金・・そうめん
土・・回転ずし
日・・冷やし中華
夏バテで食欲がわかない!
と、言って食べれるものを食べていたらこんな感じでした(^_^;)
ここまで極端じゃなくても結構似たような献立になってしまう人も
多いんじゃないですか。
中には晩御飯もそうめん、というツワモノもいるかもしれませんが……^^
今回はこんな夏バテについてまとめてみました。
夏バテの原因と対策を紹介!
そもそも「夏バテ」とは何を持って「夏バテ」というのでしょうか。
夏に食欲が落ちてきたら夏バテというのでしょうか。
夏にからだの疲れがたまってきたら夏バテというのでしょうか。
改めて考えてみると「夏バテ」という症状、なんとも線引きのない
曖昧な状態ですね。
当たり前ですが「夏バテ」は医学的な用語ではありません。
高温多湿な日本の夏の暑さによる体調不良の総称です。
その中で症状としては「疲れがとれない」「食欲がなくなる」「よく眠れない」などがあります。
夏バテの原因
夏バテの原因は、暑さからくる食欲の低下や食事の偏り、大量の発汗、
睡眠不足といったものです。
暑いからといって冷たいものをたくさん飲んでしまうと胃液が薄まり、
消化機能が低下して食欲が落ちるといった悪循環に陥ってしまいます。
また昔と違って今は「冷房」の影響も体に多大な負担になっています。
冷房の効いた室内と熱い外との温度差に身体がうまく対処できず、
からだが混乱して自律神経失調状態になるということが、
現在の夏バテ対策を一番難しくしていると考えられます。
夏バテ対策
①冷房・除湿・扇風機をうまく使い分ける
冷房温度はこまめに調節してからだが冷えすぎないように注意してください。
冷房と合わせて扇風機も使用すると風の流れが体感温度を下げるので効果的です。
また湿度が低いと涼しく感じるのでなるべく冷房より除湿を使用しましょう。
ただ直接冷たい風が体にあたるようにすると、
体の表面の熱が奪われつづけることになってしまうので体が疲れてしまいます。
同様に扇風機も首を振るようにして風があたり続けないようにしましょう。
②寝るときのエアコンはタイマーをかける
寝ている時の長時間のエアコンはからだに負担がかかります。
③安眠対策をする
寝苦しい夜はそれだけで睡眠不足になります。安眠グッズはもちろん水枕や
頭を冷やすシートをはるだけでもかなり涼しく感じ、寝やすくなります。
④こまめに水分補給しましょう
喉の渇きを感じる前に、「早め・こまめ」の水分補給がポイントです。
喉が渇いたと思ったときにはすでに脱水が始まっているので、
少ない量でもこまめに水分を摂るようしましょう。
ただ冷たい飲み物を取りすぎると、胃液が薄まり消化機能の低下を招いてしまいます
ので注意してください。
ビールなどのアルコールは脱水作用があるため、水分補給には適しません。
また、炭酸飲料などの飲みすぎは糖分の摂りすぎにつながるため注意が必要です。
⑤少量でも良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルを摂る
夏バテ防止に効果的な食事の摂り方は、たんぱく質、ビタミン、
ミネラルをバランスよく摂るようにすることです。
たとえ少量でも質の良いものを食べることが重要。
ビタミンの中でも特に重要なのは糖質の代謝を助けるビタミンBなので
これを積極的に摂りましょう。
⑥香辛料や酸味で食欲増進する
胃腸を刺激すると食欲が増進します。
胃液の分泌を促す食べ物には、辛いものや香辛料、香味野菜などがあります。
辛いものは、発汗による夏ばて防止効果も期待できます。
ただし食べすぎは胃腸を痛めるのでほどほどに。
レモン・お酢などの酸味も食欲増進、疲労回復効果があります。
⑦適度な運動をする
暑いからといって身体を動かさないとうまく汗をかくことができなくなります。
適度に運動して汗をかけば血流も良って老廃物も出てゆくという効果もあります。
熱中症に気を付けてこまめな水分補給を心掛けましょう。
夏バテの食事はそうめんでしょ!?
冒頭でも挙げましたが、夏バテ気味の食事と言えばそうめん・うどん・冷やし中華など
麺類の割合が増えてしまいますよね。
確かにそうめんなどは、食欲がなくてもさっぱりしていて食べやすいですが、
炭水化物を多く含んだメニューです。
炭水化物が多すぎるものを食べたりすると、元気がでるような気がしますが、
少し時間が経つと、一気に疲労を感じます。
これは炭水化物の割合が多すぎる場合に起こりやすい、急な血糖値の変化による影響です。
食欲がなくて全く食べないのも問題ですが、そうめんなど一つの物だけを食べ過ぎるのも
問題なのです。
結局はバランスのよい食生活が大切なのです。
特に夏に不足しやすい栄養素としてたんぱく質、鉄分、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2
があげられます。
ですので、食欲がなくてそうめんしか食べれない状態でも薬だと思って、
特にビタミンはとるようにしましょう^^
夏バテ解消に梅干しは本当にいいの?
夏バテに効果的な食材として梅干しはよくあげられます。
ですが梅干しの何がそんなに夏バテにいいのでしょうか。
夏バテにクエン酸が効果があると言われていますが、
実は梅干しにはクエン酸が多く含まれています。
さらにクエン酸の他に、リンゴ酸、コハク酸などを含んでいて、
これらも夏バテの原因になる疲労を回復する効果が高いのです。
また、梅干の酸っぱさは、夏バテで胃腸の消化・吸収が低下しているときに、
胃酸の分泌を促して、食欲を増進してくれます。
暑さで汗をかくことが多い人は、汗と一緒に塩分も排出することになるので、
塩分を上でも梅干しは効果的です。
また、梅干には夏バテの解消をしてくれるだけでなく、食中毒を予防する働きもあります。
ことわざに「梅はその日の難逃れ」というものがありますが、
梅干しは身体にとってたいへん良い食べ物といえます。
夏バテのまとめ
結局、夏バテ対策は「規則正しい生活」や「健全な食生活」、「適度な運動」など
日常生活をおくる上で基本的なことが大切です。
とはいえ、普段から不摂生な生活をおくっているひとにとっては
なかなかの難問ですね(>。<)
ですので、夏バテ対策のためだけではなく「健康」のためにと思って
なるべく普段から不摂生な生活を改めるように心がけましょう^^