2017年の土用の丑の日は7月25日。二の丑は8月6日です。
一時期ニュースなどで「ウナギが高い」とさんざん騒がれていてので
皆さんご存知かと思いますが今年もやっぱり高いもたいです。
そんな高級食材「うなぎ」ですが普段そんなに食べれる物ではないので、
せめて丑の日ぐらいは……と思い奮発する家庭も多いでしょう^^
ですが意外とウナギについて知らない事って多いんじゃないですか。
今回はそんなウナギについてまとめてみました。
土用丑の日にウナギをなぜ食べる?
土用丑の日が近付くとテレビやCMやネットなどで「ウナギ」が取り上げられます。
もうすっかり毎年の恒例行事になっているので丑の日にウナギを食べる事が
当たり前になっていますが、そもそもなぜ丑の日にウナギを食べるのでしょう。
まず「土用」とは何かと言うと
もともとは中国伝来の五行説にからくるものです。
世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという考えから、
季節にも割り振ることを考えました。
しかし昔も今も季節は「四季」で「五季」とはいいませんから、
木-春
火-夏
金-秋
水-冬
土-???
と割り振ったら「土」が余ってしまった。
そこで「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけて、
各季節の最後の18~19日を「土用」としました。
今は土用というと夏だけですが本来は全ての季節に土用があるのです。
次に「土用の丑の日」は何かと言うと
丑の日の「丑」は十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑です。
各土用の中で丑の日にあたる日が「土用丑の日」、
一般的には「夏土用の最初の丑の日」に鰻屋の祭り「土用丑」と称して
鰻を食べる日ということになっています。
それではなぜ土用丑の日にウナギを食べるようになったのかというと
今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは
幕末の万能学者として有名な平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと
近所のウナギ屋に相談され、
「本日、土用丑の日」
と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛したことがきっかけだと言われています。
この話は平賀源内が教科書に出てくるような有名人なのですっかり通説のように
語られていますが、諸説あるので参考程度に留めておきましょう^^
丑の日のウナギで夏バテ対策!
「夏バテ防止にうなぎを食べましょう」とよく聞きますが、いったいウナギの何が
夏バテ防止にいいのでしょうか。
意外と知らないですよね(^_^;)
簡単に言うと、
夏バテの原因のひとつに栄養不足があげられるのですが、
ウナギを食べることによってバランスよく栄養をとれるのです。
夏の暑い時期には汗をいっぱいかきますが、
その汗と一緒にミネラル成分まで体の外に排出されてしまいます。
そこに、食欲不振やバランスの悪い食事をする事で、身体には十分な栄養が不足してきます。
まず、夏バテの防止は栄養をしっかり摂ることが大切で、
特にビタミンB1やビタミンA、ビタミンCは欠かすことが出来ません。
このビタミンB1とビタミンA、たんぱく質、脂質、その他、ビタミンD、カルシウム、
DHA、EPAなど夏バテを予防するために必要な栄養素やミネラルが、
豊富に揃っているのがウナギなのです。
また、ウナギは消化吸収が良く夏の暑さで冷たいものをとりすぎて疲れきっている胃腸にも
とても優しい食材なのです。
うなぎの食べ合わせで良いものは何?
上記でも紹介しましたが、うなぎはミネラル・たんぱく質・資質など非常に多くの栄養を
バランス良くとることのできます。
まるで万能食品みたいですが、当然中には含まれていない栄養もあります。
それがビタミンCです。
ですので、一緒に食べるならウナギに不足しているビタミンCを補える野菜を食べるのが
いいでしょう。
野菜は全体的にビタミンCが豊富なのですが、その中でもお薦めなのが
・ゴーヤ
・ピーマン
・しし唐
・パセリ
・ブロッコリー
などです。
夏バテ気味かなぁと感じたときにはなるべく多くの野菜と一緒にうなぎを食べるように
しましょう。
うなぎのまとめ
夏バテ対策のひとつとしてウナギはとても有能な食品です。
しかし当然それだけを食べられる訳でもなく、うなぎだけで夏バテ対策に
なる訳でもないです。
食欲の湧かない時期ですがバランスの良い食生活を心掛けましょう^^