
200908211118000
5月ぐらいからスーパーの魚屋さんでもよく見かけるようになる「いさき」
あじ・いわし・たい、などと言ったメジャーな魚たちに比べると、ちょっと
知名度の低い魚ですね^^
そのため時期外れのいさきを食べてしまって、ん?と感じたことも
あるのではないでしょうか。
旬の時期に食べれば、本当はとっても美味しいのに……
今回はそんないさきの魅力を紹介します。
いさきの旬の時期は!?
夏の伊佐木【いさき】
夏の魚としていさきは有名ですが、ほぼ通年市場には入荷されているます。
ただ6月頃から9月頃にかけて産卵期にあたりますので
産卵前の初夏、5月頃から7月頃までの梅雨頃が最も美味しいとされています。
「梅雨いさき」という言葉もあるくらい、この時期のいさきは絶品です!
反面、産卵後の秋から春にかけては、脂ののりが悪く、
美味しい時期のものとの差がかなりあります。
いさきの本当に美味しい時期というのは実は極めて短いのです。
いさきの目利きは?
●身体にハリがある
●全体的に厚みがある物の方が油ののりがいい
●しっとりと濡れたように光っている
いさきは成熟が極めて早いために、せっかく肥えた体も産卵とともに
あっというまにすぐしぼんでしまいます。
そのため大切なのはちょうどいい30cm前後の体型の太いものを探すことです。
また腹をさわって生殖器の小さいものを選ぶようにしましょう。
いさきには昔からのことばで「イサキの生き腐れ」というものがあります。
これは鮮度が良くても目が濁っているような色をしているため、
あるいは昔は鮮度の良いものが手に入りにくかったことから来ているようです。
そのため「目」での目利きが難しいのです。
いさきの美味しい食べ方!
スーパーなど魚屋さんでは切り身が盛りつけられたお刺身をよく目にするでしょう。
旬の時期のいさきは同じ白身の黒鯛やすずきに比べてもクセがなく美味です。
ですが、わたしが何よりもオススメしたいのが
「塩焼き」です。
確かにいさきの塩焼きは定番と言えば定番なのですが……
料理屋さんで聞いても
「焼き魚はイサキが一番旨い!」
という板前さんが何人もいました^^
魚屋さんでも刺身ではなく、丸のままのいさきが店頭に並ぶこともあるので
見かけたときは是非買ってみてください。
また、刺身で食べたい時も、できれば丸の刺身用のいさきを自分で捌いて
食べることをおすすめします。
その際、皮を残してバーナーなどで炙って焼霜で食べてみてください。
皮の香ばしさと身の脂からでる旨味が絶妙なバランスで絡み合って絶品です!
いさきは皮も旨いんです^^
ポン酢で食べてもおいしいですよ。
イサキのまとめ
いさきはなかなか知ってないと食べない魚です。
しかし一度美味しいいさきに出会ってしまうとヤミツキに
なりますよ。
決して安い魚ではないのでなかなか買えないですけど……
ただ、いさきの塩焼きを食べたことのないかたは機会があったら
是非一度たべてみてください。